食器洗浄機 内部は実は汚れが溜まってる

今や厨房には欠かすことの出来ない、業務用食器洗浄機。
手洗いとは比較にならないスピード、省エネ性で殆どの飲食厨房に導入されています。
かくいう私も、とても好きな機械なのです。メーカー営業マン時代に何台も導入していた
だきましたが、「そんな贅沢なもの要らないよ!」と言われ続け、対する私は「ダメだったら
返品してください」 と言い続け、結果返品は一度も無かったです(笑)
無言でいそいそと食器を綺麗にし続ける洗浄機ですが、庫内の手の届かない部分に有機物
や水垢が溜まって来るのは構造上いたしかたのないところです。自動車ならオイル交換、
布団ならたまに干す、それと同じ感覚で洗浄機もメンテナンスが必要です。

普段、目に見える部分のお掃除をマメにされてらっしゃる方でも、内張りを外した状態を
目の当たりにすると

「ぬぎゃ!」

と仰います(表現には個人差あり)

 

内部、安全のための内張りを外したところです。

これは、小型ドアタイプですが、アンダーカウンターでも

大型でも基本は同じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内部アップです。

どうしても手の届かない部分の汚れが

赤黒い水垢となって付着しています

 

 

 

 

 

 

使用頻度によっても汚れ方は変わりますが、一年に一度は分解してのお掃除を
されたほうが良いと思います。設置後3~4年を経過した頃、庫内のニオイが気に
なったり、貯まっているお湯が妙に泡立っている、汚れ落ちが悪くなった、などと
感じることがあったらオーバーホールのサインです。

 

また、水質や食器の汚れ方(油が多いかどうか)でも変わりますが、庫内同様に
洗浄ライン内・洗浄ポンプ内に油脂汚れが固着するとてきめんに汚れ落ちが
低下してきます。診断方法としては、洗浄運転中の動作音が元気がない(ザッ!
ザッ!ザッ!と洗う音が聞こえない・弱い)が目安になります。

せっかくの利器・洗浄機の能力をフルに発揮させるためにも、年一回の点検を
心がけましょう!

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