工業製品、手工製品、モノづくり考察

先日、札幌で鳴り物入りで開店した「二万円均一で新品ギターが買える店」を訪問し
その噂を確かめて来ました。

二万円といえば、ギター購入の目安としてはそれはもう安価でして、例えて言うなら
新車の軽が実勢価格140万のところ20万で売っていた、という感じで。

買うつもりなど微塵もなく、とりあえず視察して終わるはずだったのですが・・・

 

 

 

 

 

すみません、買いました(´○`)

Grestch社の6120というモデルのコピーモデルで、東南アジアの工場で
製作されたものだと思います。
それにしても、この手のギターはボディ内部が空洞であったり、アーチド
トップという手の込んだ作りになっているため職人さんの手間は相当な
もののはず。原価はいったいどの程度なのか?と、作り手の人件費を
心配してしまいます。材料費もしかり。

この革命的コストパフォーマンスを実現した楽器を見ていると、対価に
見合う品質とは、また、労働に対する 作り手の考え方に思いを馳せずに
はいられません。聞くところによると、日本からの技術提供や製作機械の
導入によってある意味誰でも製作出来てしまう側面もあるようですが、それ
にしても現地のスタッフの勤勉さが推し量る事の出来る仕上がりです。

クリックひとつでお金の動く現在、モノを作るという産業の根幹は普遍だ、
と感じる冬の朝でした。

どこか、職人気質というものへの憧れがあるのだなぁ、と。

さて、お仕事お仕事!(^^)

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